
厚生労働省の事業の一環として「専門分野(がん・糖尿病)における質の高い看護師養成事業」が開始されました。
この研修は化学療法、放射線療法、緩和ケアを三本柱とし、都道府県がん診療連携拠点病院あるいはそれに準ずる病院で行われます。
研修の目的は1.がん治療に伴う主な副作用、合併症に対する適切な看護援助、2.がん告知や治療経過で体験する患者・家族の危機状態に応じた精神的援助、3.がんの進行に伴う苦痛に対する適切なアセスメントと症状コントロール、4.がんとの共生を支えるためのがん患者教育、5.がん患者および家族が円滑に療養の場を移行するための情報提供や相談、連携や協働、6.がん患者および家族に関わる倫理的ジレンマへの対処など、がん看護実践の核となる臨床実践能力を向上させることにあります。そのため、研修の内容は約40日間で1/3は基礎知識向上のため講義形式の勉強、2/3は臨床実習を予定しています。
当院は都道府県がん診療連携拠点病院であり、かつ大学に保健学科も併設されていることから積極的にがん看護教育を行う役割を担っており、教育活動に力を入れています。
平成19年度から病院-大学間の連携事業が始まり、平成20年はがん分野の認定看護師が新たに3名誕生したことも受けてがん看護研修会を企画しています。
研修会の内容としては、全5回とし事例検討を中心に行う予定です。テーマは1.化学療法の副作用である嘔気・嘔吐について、2.がん性疼痛のコントロールについて、3.精神面のフォローについて、4.家族看護について、5.包括的なアセスメントについて、を予定しております。希望者は事前申し込みをしたうえで参加する形をとっています。